ボイスチェンジャー やってみた
やもりかずとです。 この記事はみすてむず いず みすきーしすてむず Advent Calendar 2023 - Adventar 12月9日の分です。
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やも(りかずと) (@8morikazuto) | みすてむず いず みすきーしすてむず
この記事について
ふわっと、これまでに自身がボイスチェンジャーを使ってみて気づいたことを いい機会なので(たぶん主に技術的な側面から)振り返ってみようという記事です。 脱力系の記事を目指しています。
ボイチェン遍歴
わたしがボイチェンを知ったのはマグロナさんのVT-4についてのプレゼンツイートがきっかけでした。 www.moguravr.com
最初はハードウェアボイチェンとソフトウェアボイチェン混成の期間がありました。
前期:バ美声とVT-4じゃない無名メーカのハードウェアボイチェン使ってました。
後期:2年ほどしてからバ美声を辞めて、VSTプラグインとVT-4の組み合わせに切り替えました。変えてから多分2年くらい経ったかな。
前期と後期での些細ながら大きな違いとして後期はDAW+色々なVSTプラグインを使うようになったことですね。 オーディオインターフェースが変わってるのはそこまで大きな違いではありません。マイク自体は変えてないですからね。 知らない人に向けて説明するとVSTプラグインとは、「DAWに乗っけられるVST規格に対応した外部のソフトウェア」です。 ボイチェンを手軽に使うならDAWはElementがオススメ。
難しいことはせず、色々なVSTプラグインとマイク→仮想オーディオインターフェースの間で 線を繋ぎ直すだけでマイクの入力にエフェクトを掛けられます。
Gform www.gvst.co.uk
→バ美声でダメだった人が試して結構良かったと言っていました。ユーザーインターフェースはバ美声並みにシンプルかも。
Graillon 2 www.auburnsounds.com
Pitchproof aegeanmusic.com
→元々ピッチしかいじっていないタイプの人間だったので普段使いはこれに落ち着いた。
なお、DAW+VSTプラグインで管理するようになると、ボイスチェンジに更に ノイズキャンセルなどのエフェクトを乗っけられるようになります。 やりかたは単純で線をつなぐときにチェインさせる数を増やすだけ。
......ただし、エフェクトを掛けるとソフトウェアの処理の遅延が発生することには
このあたりのチューニングをガチると奥が深いって調べて思った……
WindowsよりはMacのほうが音声周りの処理はしっかりしているらしいですね。
この辺ちゃんと調査したらまた面白い記事になりそう。
ボイチェンの考え方の変化
男性が女の子の声を出したいとか、その逆も然りとか、そういう軽率な欲求を満たせる魔法の道具……というイメージがあると思います。 使い始めた最初の頃はそうでした。実際、最近のAIボイチェンの進化とかは、そういう方向の進化がものすごい。 しかしながら、これは使ってみたらわかると思うのですが、ただボイチェンを使うだけでは「心地よい思い通りの声」にならなかったです。
前提としてある程度のお値段のちゃんとしたマイクやオーディオインターフェースは必須だと思っています。 音質が悪いとチェンジャーでの声の変化がうまく行かないかもしれません。
人工音声感が出ることは仕方ない……と諦めるのも手ではありますが、人として、人に声をかける以上、 多少なりともマシな声、かわいい声、何らかの属性の付与されるような声を目指したい……という欲求が出るものなので、 いざそういう方向性を考え出すと、ボイチェンをただ使うだけではなく、声の出し方などをある程度その人自身の声に 合わせられるように、手軽に試せたほうがいいのではないか、と最近はそう考えるようになりました。
音声環境を整えたら、DAWとVSTプラグインでお手軽ボイチェンを試してみてくださいね!
明日は桃咲のあさんのレポート記事のようです。気になりますね。